リーダーシップとは何か?そのプロセスとマネジメントの方法を考察!

2019年10月13日1.マネジメント

リーダーシップとは何だろう?

リーダーシップとは何だろうか。マネジメントをするということとどう違うのだろうか。

言葉だけで考えると、チームを率いるスキルと、管理手法の概念のように連想するのは私だけではないだろう。ただどちらも人を管理・統率するためのものだ。

この記事ではリーダーシップの本質とその推進プロセスについて説明していく。

ハーバードビジネススクール ジョン・コッター教授の理論

リーダーシップについて、ジョン・コッター教授の指摘が参考になるので、引用して説明しよう。


■リーダーシップとマネジメントの違い


ジョン・コッターの説明は、以下だ。

「リーダーシップ」と「マネジメント」は明確に別のものである。

これまでの時代の中では

「マネジメント」の統制が取れていることが経営において非常に重要視されたが、

現代の変革の時代においては「リーダーシップ」の必要性を強く説いている。

だが従来の「マネジメント」を全否定しているわけではなく、組織内においては「マネジメント」も「リーダーシップ」も同時並行的に必要なものであり、それぞれの役割や課題達成プロセスの違いを明確にしている。

リーダーシップとマネジメントの定義

それではそれぞれの定義を明確にしようと思う。

まず、リーダーシップの定義と課題達成プロセスを以下定義とする。

リーダーシップとは「組織をより良くするための変革を成し遂げる事」とする

課題達成のプロセス

  • 長期的戦略を掲げ’(ビジョンの作成)
  • メンバーを統合
  • メンバーへの動機づけを実施

変革期や不確定要素が発生した時に求められるスキルとされている。

たしかに安定期より変革期に求められやすいスキルだと思う。

次にマネジメントの定義と課題達成プロセスは以下だ。

マネジメントとは「定められたルールやミッションに基づき、複雑な環境にうまく対処し、既存のシステムの運営を続けること」とする

課題達成プロセス

  • 計画の立案と予算策定
  • 組織化と人材配置
  • コントロールと問題解決

リーダーシップとマネジメントの使い分け

リーダーシップは新たな挑戦、不確実な状況において求められる機能。動機付けやビジョンをみせてメンバーへ動機付けが必要なシーンに必要、いわゆる「人をうごかす」スキル

マネジメントはミッションの実行、予算の管理、定常業務の運用など確実性を重視される場所で有効とされる、いわゆる「人と組織を管理する」スキル

また、部下の状況によっても変更が可能

ケン・ブランチャードのシチュエーショナリーリーダーシップを参考にすると、
業務習熟度にあわせて「指示型、コーチ型、支援型、委任型」に切り分けて、リーダーシップとマネジメントを使い分ける必要がある。

結論と注意点

リーダーシップとマネジメントはリーダーシップのほうが新しく出てきた概念。マネジメントをするだけで解決できない課題が増えてきたため、リーダーシップが求められたが、大切なことはシチュエーションに応じた使い分け。どちらか一方では課題は解決できない。

参考:変革時のリーダーシッププロセス

■変革の8段階
急激な市場の変化、消費者の多様化、企業を取り巻く環境は常時「変化」にさらされている。そのため自らも常に「変革」を行っていかなければ生き残っていくことは難しい。組織を変革させる為に必要なのが「リーダーシップ」であり、「変革」は8段階のプロセスによって実行して行く事が望ましい、とされる。

変革のプロセス

段階テーマ課題
第1ステップ緊急課題であるという認識を徹底する・市場分析し、競合状態を把握する
・現在の危機的状況、今後表面化しうる問題、チャンスを認識し、ディスカッション
第2ステップ強力な推進チームの結成・変革プログラムを率いる力のあるグループを結成する
・oneチームとして活動するように促す
第3ステップビジョン策定・変革プログラムの方向性を示すビジョンを策定
・戦略を策定・策定したビジョン実現の為の戦略を立案
第4ステップビジョン伝達・あらゆる手段を利用し、新しいビジョンや戦略を拡散する
・推進チームが手本となって、新しい行動様式を伝達
第5ステップ社員のビジョン実現へのサポート・変革に立ちはだかる障害物を排除
・ビジョンの根本を揺るがすような制度や組織を変更する
・リスクを恐れず、伝統に囚われないような考え方や行動を奨励する
第6ステップ短期的成果をあげる計画策定・実行・目に見える業績改善計画を策定する
・改善を実現する・改善に貢献した社員を表彰し、報奨を支給する
第7ステップ改善成果の定着と更なる変革の実現・勝ち得た信頼を利用し、ビジョンに沿わない制度・組織・政策を改める
・ビジョンを実現できる社員を採用し、昇進させ、育成する
・新しいプロジェクト、テーマやメンバーにより、改革プロセスを再活性化する
第8ステップ新しいアプローチを根付かせる・新しい行動様式と企業主体の成功の因果関係を明確にする
・新しいリーダーシップの育成と引き継ぎの方法を確立する